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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004595757.shtml

正平調
2011/11/04
やぶをつついて蛇を出すとは、余計なことをして災いを招くというたとえだ。この場合、蛇はやぶの中ではなく、すぐそばに潜んでいた。身近な危険に誰も気が付かなかったわけである◆東京都世田谷区内で高い放射線が相次いで検出された。最大で毎時170マイクロシーベルトという。国際放射線防護委員会の勧告では、平常時の被ばくの基準は年間1ミリシーベルトとされる。これだとわずか6時間弱でその限度に達する◆発端は民間の人が線量計で測った数値だった。区が調べても、やはり異常な結果が出た。1カ所は区道上で、もう1カ所はスーパー周辺で。多くの人が知らずに放射線を浴びていたことになる◆原発事故によるセシウムの飛散かと思ったらそうではない。区道の汚染は民家の床下に放置されたラジウムが原因らしい。スーパーも地中に埋まったラジウムが発生源とみられる。思わぬ蛇が足元から姿を見せた◆ラジウムは、キュリー夫妻が発見した放射性物質である。かつてはがん治療などに用いられたが、ずさんな管理も問題にされた。東京では大正時代のラジウムが倉庫から出てきたことがある。兵庫県内でも、スクラップと一緒に転売した業者が摘発される事件があった◆やぶをつつけば何匹の蛇が現れるのか。どこにでも潜んでいそうなだけに気に掛かる。疑心暗鬼になりたくはないが、地域には子どもも妊婦もいる。知らないでいることの方が、ずっと恐ろしい。

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