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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20111103ax

北斗星(11月3日付)
 地震で連想する生き物といえばナマズ。安政の大地震(1855年)後にナマズを題材とした「鯰(なまず)絵」が生まれた。多色刷りの錦絵版画で、庶民の間で大流行した

▼その鯰絵が、2005年に神戸市で開催された国連防災世界会議の記念切手の絵柄として使われている。会議は、死者20万人を超えた前年のスマトラ島沖地震の大津波もテーマの一つだった

▼切手に描かれているのは、ナマズをわしづかみにした架空の鳥「難儀鳥」。原画の鯰絵は、ナマズをさかなに一杯やっていた職人たちからナマズをさらっていく構図だ。面白いのは、鳥の体がさまざまな職人の道具で作られていること。復興特需で潤う職人を風刺しているとの研究もある

▼東北の個人消費が活発という。被災者が生活必需品などを購入しているためらしい。今後10年の復興費用は20兆〜30兆円ともいわれる。事業が本格化すれば、土木や建設など関連業界は復興需要で忙しくなるだろう

▼ただ被災者にとっては、復興特需、復興需要という言葉の響きに複雑な思いがするのではないか。不便な仮設住宅暮らし。失った生活が戻るわけではない。周りに目をやれば、いまだ復旧さえままならない現実が横たわる

▼東京都が受け入れるがれきの搬出が宮古市で始まった。先週末に現地を訪ねてみた。仮置き場には、膨大な量のがれきが、うずたかく積まれていた。まるで復興を妨げる壁のように。みんなで壁を取り払ってこそ、復興を軌道に乗せることができる。

(2011/11/03 付)
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2011.11.03 Thu l メディアリテラシー l top
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