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正平調
2011/11/02
間もなく赤ちゃんが生まれる。おなかのわが子にそっと語りかける。「秋はもういい匂いだよ/早く出ておいでよ/八つ手の花も/咲いたよ」。歌人の俵万智さんが、長男を出産する前にこんな歌を詠んだ。歌集「生まれてバンザイ」(童話屋)に収められている◆早く出ておいでよ。元気な産声を聞かせてよ。それはすべての親の願いだろう。おととい地球上で生まれた約21万人の「70億人目の赤ちゃん」もみんな、喜びと祝福に包まれて誕生したはずである◆国連人口基金はその日に生まれた赤ちゃん全員を、70億人目の「一人」として認定する方針だ。人間社会の一員として迎えられた証しは、何よりの記念になるに違いない◆ただし認定には条件がある。赤ちゃんと将来の世界のために何ができるのか。親が簡単な行動目標を明記することだ。「人口問題の本を1冊読む」。そんな身近なことでもいいから、何か決意が求められている◆世界の人口はこの2世紀ほどで7倍になった。40年後には90億人を突破するという。宇宙船「地球号」には何人乗り込めるのか。食料や資源の奪い合いが起きないか。何としても平和な星にすることだ◆「とりかえしつかないことの第一歩/名付ければ/その名になる/おまえ」。親からもらった名前で子どもは生きる。名付ける責任の重さに、親となる俵さんの心は震えた。子どもが生きる未来への責任もまた、大人にはある。

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2011.11.02 Wed l メディアリテラシー l top
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