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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m11/fudo111101.htm

風 土 計

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2011.11.1

 八戸市出身で昨年8月死去した作家三浦哲郎さんの生誕80年・芥川賞受賞50周年を記念した催しが同市で相次ぎ開催される。この三浦文学に大きな影響を与えた同郷の詩人、村次郎(むらじろう)について、本県で知る人は少ない

▼本名は石田實(1916~97年)。同市鮫町の生まれ。慶応大在学中、同人誌活動などで注目されたが52年、家業の旅館「石田家」経営に専念するため、詩人廃業を宣言。“幻の詩人”といわれている

▼村の作品を後世に残そうという遺族や研究者らの努力で、今年9月に「村次郎 全詩集」が発刊された。青森市の県近代文学館では20日まで「詩人・村次郎展」が開催中。独自の作品世界に脚光が当たった

▼旅館経営の傍ら、創作活動は続けており、独特の4行詩を村自身は“余業詩”と称している。三浦哲郎さんに衝撃を与えたという詩は「マスゲーム/マスゲーム/まちがった少女/まちがった少女」だった

▼石田家はかつて、宮沢賢治も宿泊した可能性のある旅館といわれる。作家の司馬遼太郎も立ち寄り、著書の中で独自の言語学論を披歴する村の印象を「真夏の夕立のような壮快さ」と記している

▼残念ながら、老朽化と東日本大震災の被害で今夏、旅館は取り壊されてしまった。村は津波に襲われた故郷の海辺をどう詠んだだろうか。その4行詩を読みたい。

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