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http://www.sakigake.jp/p/column/hokuto.jsp?kc=20111031ax

北斗星(10月31日付)
 きょうはハロウィーン。米国ではカボチャをくりぬいて顔をかたどったちょうちんを飾り、夜には怪物に扮(ふん)した子どもたちが近所を回ってお菓子をもらう。テレビで毎年流れる子どもたちの姿がほほ笑ましい

▼でもこの祭り、起源を聞けばちょっと怖くなる。古代ケルト人が死の神をたたえるために始めたとされ、祭りの日は死の世界から死者や魔物が戻ってくると信じられていた。仮装は、さまよう悪霊に取りつかれないため仲間に見せかける保身の策だ

▼洋の東西問わず、人間は怪奇現象やえたいの知れないものには恐怖心を抱く。日本では昔から霊を呼び込んで占うという「こっくりさん」が行われ、そのお告げは人々の行動を制約し、時には大きな恐怖をもたらした

▼それを霊など全く無関係で、人の心理状態によるものだと解明したのが明治時代の仏教哲学者で妖怪博士とも呼ばれた井上円了。怪奇現象の多くは科学的に説明可能とし、迷信などにとらわれず合理的、客観的に物事を判断することが大切だと説いた

▼では「おばけ論争」まで飛び出した環太平洋連携協定(TPP)の交渉参加問題にはどう対処すべきなのか。野田佳彦首相は交渉参加の意向を固めたという。賛成、反対で国論が二分されたままだというのに

▼TPP問題は農業だけでなく、国民生活全般に関わる。だが円了が言うような合理的、客観的な判断材料は国民に提示されていない。国民置き去りの政治の猛進は、ある意味、怪奇現象より怖い。

(2011/10/31 付)
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2011.10.31 Mon l メディアリテラシー l top
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