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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20111030_01.htm

河北春秋 今月中旬、堤防の上に立ち、高さを実感した。宮古市田老にある国内最大級の防潮堤。高さ10メートル、総延長2・4キロ、「万里の長城」の異名で知られた。堤防は海側と陸側の二重に築かれ、X字型に接する▼東日本大震災で海側の堤防が破壊され、陸側だけが残る。背後には家の土台のみが残る住宅地。雑草が生え始めているのが時の流れを感じさせる

 ▼防潮堤は、田老で死者・行方不明者911人を出した昭和三陸津波(1933年)を教訓に築かれた。60年のチリ地震津波から住民を守ったが、今回、死者・行方不明者は200人近くに上った▼岩手県は、被災した防潮堤の新たな整備目標を決めた。田老の高さは14・7メートル。さらに高くなるが、それでも3月に地区を襲った津波16・3メートルには及ばない。他の23地域も今回の津波より低い

 ▼千年に一度の津波に備えるとなれば巨額の費用がかかる。数十年から百数十年の頻度で発生する津波を想定したという。住民には不安の声もある。無理もない。掛け替えのない命や財産が奪われた震災から日が浅い▼ただ、防潮堤だけで命を守れない。田老では、堅固な堤防がある安心感から避難が遅れたとの指摘もある。各地で防災計画の策定が進む。避難路の整備や防災意識の高揚など、対策に知恵を絞らなければなるまい。

2011年10月30日日曜日
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