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【編集日記】(10月26日付)

 雑草や雑木などを焼いた跡地で作物を栽培し、利用と休耕を繰り返す「焼き畑」は原始的な農耕法の一つ▼日本では、縄文時代にはすでに焼き畑で稲作が営まれており、いっしょにさまざまな作物も栽培されていた。「見渡す限りの水田」というイメージは近世以降になってから(佐藤洋一郎「稲の日本史」角川選書)▼休耕すると、雑草が生えてやがて森に戻るが、焼き畑によって再び肥えた水田に生まれ変われるという。縄文時代の稲作の特徴はこの多様性にあり、耕作、休耕というシステムは決して遅れた農法ではないそうだ▼今も行われている春の野焼きも、枯れ草を焼いて病害虫を駆除し、新芽の成長を助けるために行われる。秋の稲刈りの後に、翌年の作付けに備えて田んぼで稲わらなどを焼くことも多い▼ただ、ごみ焼却のための野焼きはダイオキシン類の排出抑制などの目的から原則禁止とされている。病害虫駆除を目的とした農林業の野焼きは例外として認められているが、今年は放射性物質の飛散の懸念から自粛を求める動きも出ている▼かつて人々は焼き畑から天に向かって立ち上る煙に豊作への祈りを捧(ささ)げてきたに違いない。時を経た今、来年の作付けに不安を覚え放射性物質が付いた稲わらやもみ殻の処理に頭を痛める農家もある。豊かな大地の再生を願う思いは今も同じだ。
 
  福島民友新聞
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2011.10.26 Wed l メディアリテラシー l top
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