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http://www.at-s.com/news/detail/100071329.html

10月25日(火)(10/25 07:42)

 高圧洗浄機を買い求め、自宅の外壁や窓などを汗だくになって洗い流した。だけど、家の中の線量はほとんど変わらなかった。やはり屋根や雨どいを洗浄しないと駄目なのか。福島県内の人がこぼしていた。除染は素人にはきつい作業とも語っていた

▼別の人は屋根の取り換え工事をしたが、除染効果はなかったようだと苦笑いした。「福島にとって除染が最大の課題」。2人は口をそろえて強調していた。緊急時避難準備区域の指定を解除されたからといって、住民は除染されなければ戻る気にはなれないだろう

▼人口の流出が止まらないともいう。地元にとどまるべきか。それが原因となって夫婦げんかが起き、子どもに精神的に悪影響を与えていると聞いた。仕事の都合で夫は地元に残り、妻と子どもは安全を求め別の場所へ。二重生活になって金銭的な負担に苦しんでいる家族も多いという

▼人々を不安と恐怖に陥れ、生活を一変させた原発事故。放射性物質と隣り合わせという信じ難い日常の中にいる。出口の見えないトンネルから抜け出すには、除染が最優先であることは言うまでもない

▼「福島の再生なくして日本の信頼回復なし」。野田佳彦首相はそう述べた。にもかかわらず、国の対応は遅い。厳しい財政事情の中で、独自に除染を行っている自治体もある。全く余裕がなくて着手もままならないところもある。地方負担にならない形の早急な手当てが必要だ

▼原発事故の収束は「国家の挑戦」といっている場合ではない。「勝利あるのみ」である。事故で傷ついた心までは元に戻すことはできないかもしれない。放射能汚染と人々の暮らしに正面から向き合い、目配りすることが求められる。



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2011.10.25 Tue l メディアリテラシー l top
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