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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20111025_01.htm

河北春秋 「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町)を築いた奥州藤原氏初代の清衡。平和を祈り、現世に極楽浄土を具現化しようと成し遂げたのは中尊寺建立や仏像建築にとどまらない▼壮大な写経事業もその一つ。代表作は、中尊寺経とも称される国宝の「紺紙金銀字交書一切経」。深々と藍で染めた料紙に銀の界線を引き、金字の行と銀字の行が交互にくるように経文を書写した

 ▼古代、金を使いこなすのは王権の象徴。中尊寺経は銀を併用することで法皇のご機嫌をうかがいつつ、金字だけの経典よりも美的価値の向上を図った清衡の深謀遠慮、とみる専門家もいる▼8年の歳月をかけて、約5300巻が制作された。しかし現在、中尊寺が収蔵するのはわずかに15巻。安土桃山時代、秀吉のおいで関白となる秀次が持ち出し、大半の約4300巻が高野山に納められたままだ

 ▼一関市の弁護士佐藤一博さん(46)は、京大文学部で日本の中世史を専攻した学生時代、高野山で清衡の経典を拝観した。以来20年以上にわたり、熱き思いを抱き続けている。「中尊寺経は中尊寺にあってこそ輝く」と▼平泉が世界文化遺産に登録された今が永久返還の好機とみる。「浄土思想の象徴を在るべき東北に戻す。県や地元は行動を起こすべきではないか」。願いが高野山に届くといい。

2011年10月25日火曜日
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