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http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4127&mode=0&classId=2&blockId=9900749&newsMode=article

あぶくま抄(10月25日)  
 郡山市の安積疏水土地改良区別館が再建された。といっても、3Dのコンピューターグラフィック(CG)の中での話だ。市内の建築家が2カ月半かけて制作した。
 別館は昭和12(1937)年、疏水事務所脇に建てられた。市の発展を象徴する建築物の一つに数えられる。日本初の電力会社である東京電灯からの寄付を財源にしたと、記録にある。皇族などの来訪用に「便殿[びんでん]」を備え、休憩や接待にも利用した。CGを完成させた建築家は帝国ホテル旧館を思わせる美しい外観や、明治・大正期の建築物の持つ重厚さあふれる内装を評価する。
 別館は東日本大震災の揺れに耐えられなかった。雨漏りとシロアリの影響で骨組みの木材が弱っていた。外壁のレンガは崩れ、内装の壁の漆喰[しっくい]はずり落ちた。市から「全壊」の判定を受けた。疏水自体の復旧工事に1億円以上かかり、復元はままならない。やむを得ず解体に踏み切った。
 更地となった跡地を見た市民から残念がる声が市役所などに届く。歴史の長短はさまざまだが、市内の貴重な建築物は大きな被害を受けている。朽ちることのないCGの世界は、文化財を後世に伝える新たな手法を提案している。

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2011.10.25 Tue l メディアリテラシー l top
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