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北斗星(10月25日付)
 ノンアルコールビールを飲み「酔ったみたいだ」と言ったら同僚に笑われた。アルコールを含まないことを除けば、パッケージデザインや泡立ち、味も本物に似ている。錯覚するそそっかしい人がいても不思議はない

▼風邪気味の家族に頼まれ、栄養ドリンクを買ったら「おいしいけど、薬臭くないのがちょっと」と微妙な反応。薬臭くない分、効果がないような気がするという。このように見た目や味、臭いが人の判断を左右することは多い

▼だが、付着しても目に見えず無臭なのに、体に有害かもしれない—。そう言われたら誰しもが身構えるだろう。判断材料が不十分だと不安を呼ぶ。原発事故の放射線の影響は、まさにこの難問を抱えている

▼岩手県沿岸北部のがれき処理について、県内で受け入れると回答した市町村はゼロだった。同地域のがれきの放射線濃度はかなり低い数値だというが、データをしっかり確認しないことには判断できないということだろう

▼雑多な種類からなるがれきの多くは焼却後、灰として埋め立て処分される。本県では首都圏から受け入れた焼却灰から基準値を超す放射性物質濃度が検出された地域もあり、住民に不安が広がっていたことも影響したようだ

▼放射線問題で求められるのは「正しく恐れること」だという。そのためには情報提供する行政と、判断する住民との信頼関係が不可欠。がれき処理調査で結果の一部を非公表とした県の姿勢は、その信頼を損なうものではなかったか。

(2011/10/25 付)
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