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http://www.at-s.com/news/detail/100069770.html

10月19日(水)(10/19 07:23)

 米国の歌手リトル・リチャードが「今夜は楽しもう」と絶叫する「のっぽのサリー」はロックンロールの定番。エルビス・プレスリーやビートルズもカバーした。1966年のビートルズ来日公演の前座で、富士市出身の故いかりや長介さん率いるザ・ドリフターズが演奏した曲でもある

▼つづりは「SALLY」と「SARRY」で異なるが、今はこちらの長身サリーが気掛かりだ。福島第1原発の事故現場で働く直径1・4メートル、高さ3・6メートルの円筒形の装置。SARRYは「単純型の汚染水回収・回復システム」を意味する英語に由来する

▼原子炉の冷却に再利用するため、放射能に汚染された水を浄化する。名前通り単純な構造だが、汚染濃度を100万分の1に低下させるという。欧米の二つの浄化装置を組み合わせたそれまでのシステムに加えて2カ月前に投入された

▼サリーの稼働で、汚染水を循環させて原子炉を冷やし続ける方策が取りあえずだが確立した。メルトダウン(炉心溶融)に至った1〜3号機の圧力容器下部の温度は9月末から、目標とした100度を下回る状況が続いている

▼政府と東京電力が事故の収束に向けた「工程表」を発表してから半年。原子炉の冷温停止状態を目指す「ステップ2」に入ったのを機に、修正版の「新工程表」が出されてきょうで3カ月になる。年明けとされていたステップ2の終了時期は前倒しされ、直近の改定で「年内」と明記された。だが、肝心の事故の収束、周辺住民の帰郷のめどはまだ立たない

▼歌のサリーは「ジョンおじさんが求める全て」を備えていた。こちらのサリーの肩には被災地の住民の、そして全ての国民の、切実で必死な「求め」がかかる。



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2011.10.19 Wed l メディアリテラシー l top
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