上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
http://www.at-s.com/news/detail/100069217.html

10月17日(月)(10/17 07:49)

 コンプライアンスという言葉をよく耳にするようになったのは1990年代後半か。「従う」「守る」という意味の英単語だが、新聞は「法令順守」とかっこ書きすることが多い。不祥事が相次いで表面化した金融機関が、再発防止策で使い始めたのが契機だったと思う

▼「法に触れなければよい」とする短絡を戒め、「倫理法令順守」と訳す専門家もいる。問題の報告書はコンプライアンスの本質を「社会に損失を与えない」と記していた。ぴんとこない。「社会」を「佐賀県知事」に読み替えると分かりやすい

▼佐賀・玄海原発の再稼働をめぐる「やらせメール」問題で、九州電力が経済産業省に提出した最終報告書が波紋を広げている。「仏作って魂入れずだ」と第三者委員会の委員長が激怒すれば、経産相は「何を考えているのか」と吐き捨てた。調査をお願いした外部有識者の顔を踏みにじり、監督官庁を袖にしてまで、何を守りたかったのか

▼不思議な報告書だ。第三者委が指摘した佐賀県知事の要請は否定し、佐賀支店長が知事の発言を曲解したと読めるメモを勝手に作成したという。多くの社員がメールに添付されたメモを見て、同じように知事の真意を曲解したそうだ

▼民意を「捏造[ねつぞう]」したことへの真摯[しんし]な反省は感じられない。鹿児島県議会に結果的に虚偽報告したことや第三者委の調査中に証拠書類を廃棄しようとしたことは「参考」の記載にとどめている

▼再発防止策に「社外委員」「社外専門家」と、外部の人材活用があちこちに盛られているのは悪い冗談か。発覚時、「責任は全て私にある」とメモを読み上げた社長は続投するという。これで信頼回復が図れると思うのならば、本当に理解不能だ。



関連記事
スポンサーサイト
2011.10.17 Mon l メディアリテラシー l top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。