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正平調
2011/10/17
夕闇迫る海。夜風を切って船が進む。無数のライトに巨大な煙突と武骨な建物のシルエットが浮かび上がる。タンク群に反射した光で波がきらめいた。近未来を描いたSF映画を見るようだ◆姫路市の播磨臨海工業地帯の夜景見学ツアーが人気だ。夏に試行したツアーが好評なため、10月から定期的に始めた。月に2回の年内分はほぼ完売で、来年分も問い合わせが相次いでいる◆半分は地元からだが、大阪など他府県からの参加も少なくない。大きな一眼レフカメラを持った姿が目立ち、撮影目的が9割と大半を占める。会社をリタイアしたのだろうか、60歳前後の夫婦とおぼしきカップルがいた。男性のアドバイスを受けて、女性がシャッターを切っていた◆世界遺産・姫路城で「平成の大修理」が始まり、観光客が減少した。危機感を持った市が、新しい観光資源を掘り起こそうと工場群の「夜の顔」に目を付けた。思惑通りの反応に、関係者も手応えを感じている◆工場の景観を楽しむ「工場萌(も)え」がブームだが、姫路の取り組みには先達(せんだつ)がいる。川崎市、北九州市、北海道室蘭市、三重県四日市市は今年2月、サミットを開催し、「四大工場夜景エリア」を宣言した◆いずれも大きな工業地帯を持ち、かつて公害に苦しんだ地域である。そうした過去を克服し、新たな観光資源として光を当てる。昼間とは違う夜の工場のミステリアスな表情に、しばしみとれた。

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