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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20111017_01.htm

河北春秋 東日本大震災の後、国内の組織や個人の中で、国民の信頼度が最もアップしたのは自衛隊だった。民間の調査機関がそう伝えている▼救助、捜索、生活支援など被災地に派遣された自衛官はピーク時で10万7千人。当初は家族の安否を確かめられないまま現場に向かい、過酷な任務に就いた隊員もいたと聞く

 ▼そんな責任感の発露は撤収後の今も続く。長崎県の陸自大村駐屯地から気仙沼市に派遣された広報幹部松岡博文さん(41)は3月、捜索活動の合間に見知らぬ2人の子と写真を撮った。それを渡せずに別れたことをずっと悔いていた▼先月、自費で再び被災地を訪ね、子どもたちの家を探しあてた。半年を経て届けられた1枚の写真は、松岡さんが小さな兄妹を力強く抱き寄せていた。「津波に負けるなよ」「うん」。そんな会話が聞こえる

 ▼半世紀前、吉田茂元首相は防衛大第1期生に諭した。「君たちは在職中、決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。ご苦労なことだと思う」▼国民の平和な暮らしを陰で守る存在であれ。それは吉田の理想であったか。今回、国家観や防衛論を超えたところで自衛官らは被災者と向き合い、傷んだ心を潤した。震災がなければ決してあり得なかった出会いの数々。それもまた尊い。

2011年10月17日月曜日
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