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http://www.at-s.com/news/detail/100068244.html

10月13日(木)(10/13 07:21)

 愛くるしい顔を向けて「モー」と声を上げる牛たち。御前崎市で銘柄牛「遠州夢咲牛」のブランド化に取り組む杉浦浩務さんの牛舎を訪ねた。口蹄疫[こうていえき]予防のために牛舎周りに石灰がまいてあった。靴を包むようにビニールカバーをつけて中に入った

▼出荷を待つ牛はいずれも貫禄十分。「子牛から育てた一頭一頭に思いがある。難産だったなあと思い出す牛もいる。送り出す時はさすがにつらい」。そんな日は肉は食べられないと、杉浦さんは手塩に掛けた“子ども”を見つめていた

▼肉牛の生産者を取り巻く環境は厳しい。口蹄疫はじめ牛海綿状脳症、焼き肉チェーン店の食中毒…。次々と難題が降りかかる。加えて福島第1原発事故による放射能汚染問題。放射性セシウムに汚染された稲わらを与えられた肉牛が全国的に流通していたことが判明。販売不振、価格低迷などに拍車がかかる

▼杉浦さんのような生産者も原発事故の影響を当然受けている。妻明美さんが本紙連載「続・浜岡原発の選択」で語っている。「安全な肉をつくるのは生産者の義務」。逆風の中で自分たちができる最大限のことはやろうという信念が伝わる

▼原発事故の当事者である東京電力の被害者に対する個人向け賠償金支払い。請求書類が煩雑で、すこぶる不評だ。最大156ページに及ぶ書類は、難解な表現も散見されるという。被害者には苦痛の二段重ねだ。社長は国会で「加害者の意識はある」と発言したが、避難者の厳しい状況を把握できているのだろうか

▼不親切な請求書類は、手続きを煩雑にさせて賠償を少しでも抑えたい東電の意図の表れでは、と勘ぐりたくもなる。被害者の側に立っての迅速な賠償と身を切る努力が求められる。



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2011.10.13 Thu l メディアリテラシー l top
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