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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m10/fudo111008.htm

風 土 計

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2011.10.8

 大津波に耐えて陸前高田市の名勝・高田松原に残った「一本松」は被災地に元気を与え、見る人を感動させる

▼同じ場所にあった7万本の松が流された中で、なぜ1本だけ、耐えることができたのか。まさに奇跡というほかに言葉は見つからない。被災地を励ますために、人知では計り知れない何らかの力が働いた結果なのだろうか

▼古くから木には神仏が宿ると信じられてきた。古代・中世を中心に東北の信仰や仏像を研究している東北歴史博物館学芸員の政次(まさつぐ)浩さんによると、東北の古い仏像は1本の木から彫る一木(いちぼく)造りが特徴。当時の都では胴体や腕を別々に彫る寄木造りが多かったという

▼東北に仏教がもたらされたのは7世紀ごろと考えられ、従来の自然崇拝と溶け合って独特の精神世界を生んだ。木に対する崇拝の念が根底にあり、一木造りは神木・霊木から姿を表す神仏を表現する技法だった

▼一本松は木の持つ神秘性と生命力をあらためて教えてくれた。震災後、森林総合研究所東北育種場が一本松の枝の接ぎ木に成功。現在は4本の後継樹が、台木を含めて高さ15センチほどに成長している

▼春原(すのはら)武志場長は「早ければ再来年の春にも高田松原に戻したい」と力を込める。一本松がしっかりと元気を取り戻し、後継の松が戻る日を待っていてほしいと願わずにはいられない。

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2011.10.08 Sat l メディアリテラシー l top
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