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【編集日記】(10月4日付)

 大震災と原発事故が起きて以来、私たちの暮らしは一変してしまったが、季節の営みは変わらない。古里を彩る自然は折々に美しさや豊かさを演出してくれる▼「世の中は春と秋とになしはてて夏と冬との無からましかば」と和泉式部は詠んだという。四季のなかでも春と秋が良いと言っている。確かに芽吹きの春、そして秋の紅葉も明日につなぐ命の輝きにあふれている▼紅葉を織り成す主役となるのはさまざまな赤い色。だが、一口に赤色といっても「錦」「紅」などといった多様な言葉で形容されている。先人たちは身の回りにある微妙な色の違いを巧みな表現で使い分けてきた▼私たちの先人が最初に使用したとみられる赤い色は天然の鉱物などから取った「丹(に)」という色。黄味を帯びた赤色で、縄文時代の埴輪(はにわ)などに彩色された(「色へのことばをのこしたい」伊原昭・笠間書院)▼猛暑の中では日陰を探しながら歩いた。いつの間にか日差しを求めるようになったことに気付く。昨日は吾妻連峰で平年より20日も早く初冠雪が観測された。秋の深まりとともに山々も季節の表情を見せるだろう▼赤い色には呪力が備わっていると古代の人々は感じていた。願いをかなえる力の象徴でもあったという。色鮮やかな紅葉が、3月以来、私たちの暮らしを覆ってる「魔」を追い払ってほしい。
 
  福島民友新聞
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2011.10.04 Tue l メディアリテラシー l top
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