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【編集日記】(9月30日付)

 日本は海洋国と言われる。だが、歴史的に見ればポルトガル人やスペイン人、あるいはイギリス人のように世界各地へ航海に出掛けることはほとんどなかった▼江戸時代にとられた鎖国政策も背景になっているという。だから日本で「海」といった場合は、海洋そのものを指すものではなく、海岸、または沿岸を意味することが多い(「海流の贈り物」中西弘樹・平凡社)▼そんな日本も長い海岸線を持つ。海を通じて南方や大陸からさまざまなものを受け入れてきたが、種子島に伝わった鉄砲の例のように漂流・漂着した人々も数多く、受け身という意味での「海洋国」だったという▼その沿岸にある東京電力福島第1原発事故で放射性物質を含む汚染水が大量に流出したが、実際は「4月1日から」とする東電発表より早い段階から漏れていた。流出量も推計で東電発表の3倍以上となることが研究機関の調査で分かった▼高濃度の放射性セシウム137などは海流の渦の影響で外洋にも運ばれたとみられている。汚染は魚や海藻類だけでない。海底の土壌からも高い数値の放射性物質が検出されている。漁を自粛したままの関係者にとってもつらい日々が続く▼今や日本は「漁業大国」だ。その上に、海外からも水産物を大量に輸入し、消費し続けている。海の汚染に対する責任は重くのしかかる。
 
  福島民友新聞
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2011.09.30 Fri l メディアリテラシー l top
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