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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004507734.shtml

正平調
2011/09/28
12ページの書類のうち、9ページ分が黒く塗りつぶされていた。読み取れたのは十数行の文字だけだという。都合の悪い部分を隠す意図は明らかだが、これでは事実上、全部が秘密扱いである◆先日、東京電力が衆院特別委員会に提出した福島第1原発の「事故時運転操作手順書」は異様だった。「事故原因の検証に必要」との国会の求めに対する答えが、真っ黒の書類だ。木で鼻をくくる対応とはこのことだろう◆「書類があるということ以外、何も分からない」。議員たちはこう批判した。歌舞伎の「勧進帳」では弁慶が白紙の巻物を広げ、寄付の依頼文をその場で作って読み上げる場面がある。しかし何が書かれた書類かもとより分からない状態では、弁慶も言葉に詰まるに違いない◆さすがにまずいと思ったのか、東電はきのうになって黒塗りなしの書類を提出する考えを示した。経済産業省原子力安全・保安院の命令に応じた形だが、一歩踏み出すのにどれだけ手間をかけるのか◆逆に東電が被災者向けに作成した個人向け賠償請求書類は計200ページ以上もある。法律用語が並び、弁護士の枝野経産相もあぜんとするほどという。被災者にどう対処しろというのだろう◆情報を隠すかと思えば過剰に言葉を連ねる。誠実。丁寧。どうやら東電の辞書にはそうした言葉がないらしい。あまりひどいと弁慶も業を煮やし、手に持ったつえを懲らしめに振り上げるかもしれない。

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2011.09.28 Wed l メディアリテラシー l top
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