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【編集日記】(9月26日付)

 日本人は花火好き。季節を問わず全国で花火大会が開かれる。花火の原型は狼煙(のろし)で、中国でオオカミの糞(ふん)を燃やしたことに表記が由来するとか(「広辞苑」)▼火薬が発見された中国では花火も発展。日本でも普及した。宣教師ルイス・フロイスは、戦国時代のキリシタン大名大友宗麟による祭事の豪華さを、行列の頭上に数々の手の込んだ仕掛け花火が展開され皆の目を奪った―と書いている(松田毅一/川崎桃太訳「完訳フロイス日本史8」中央公論新社)▼平和な暮らしへの祈りは大輪の花に込められてきた。県内ではさらに震災や原発事故からの復興を願い花火が打ち上げられる。「放射線が早く消えますように」。夜空を見上げる人たちの切実な訴えでもある▼それなのに県民を取り巻く環境はどうしてゆがんで伝わるのだろう。愛知県日進市での花火大会で、川俣町で製造された花火が使われなかった。放射性物質の拡散を心配する市民の声を反映させたという▼福島市内に現代詩を創作する会「クレマチスの会」がある。京都市での「五山の送り火」で陸前高田市の松使用が断念され、会員の作った詩が「時の送り」。その一節にこうあった▼「汚染を免れた物も、ごく微量な物も、ひとからげにされ潰(つぶ)される 風評という時が送る恐ろしい風の言葉」。独り歩きする言葉に悔しさが募る。
 
  福島民友新聞
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2011.09.26 Mon l メディアリテラシー l top
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