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 水の都・新潟市には多くの橋がある。中でもちょっと引かれるのが八千代橋だ。信濃川の河口から数えて3本目。1962年12月の完成で、来年は50歳の大台を迎える
▼万代橋と昭和大橋に挟まれている。万代橋は県都のシンボルとして圧倒的な存在感がある。昭和大橋は市街地と新潟バイパスを結ぶ大動脈として多くの車が行き交う。両雄に比べると八千代橋の印象はやや地味だが、市民生活にはなくてはならない存在だ
▼64年の新潟地震では昭和大橋が崩落した。直前の新潟国体に合わせて架け替え工事が済んだばかりだった。橋桁が川に落ち、のこぎりの歯のようになった姿は、今も私たちの目に焼き付いている
▼その印象が強すぎたせいか、実は八千代橋も壊滅的な打撃を受けていたことは、あまり語られてこなかった。崩落こそ免れたものの、橋脚が壊れて大きく傾いた。もちろん通行できない。完全復旧までおよそ1年3カ月かかった。全長約300メートル。拡幅して再び開通したのが46年前のきょう25日だ
▼その後、日本海の荒波をイメージした弓形ポールの照明や、装飾パネルが取りつけられ、おしゃれに変身した。見掛けだけではない。下流には万代橋のアーチや朱鷺メッセ、上流には弥彦や角田の雄大な風景が広がる。日が落ちれば白とオレンジ色の照明に路面が優しく浮かび、街の灯が川面に揺れる
▼景観は数ある橋の中で最上位ではないか。地震の痛手から立ち直り、黙々と往来を支える橋と、何気ない日常の眺めが一層いとおしく感じられる今年の秋である。
新潟日報2011年9月25
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2011.09.25 Sun l メディアリテラシー l top
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