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http://www.at-s.com/news/detail/100063606.html

9月25日(日)(9/25 07:45)

 日本再生の戦略、経済危機対応、社会保障の財源確保…国民のために汗をかくとした新首相の意気込みはよしとしても、何より求められる震災復興への具体策は遅々として、原発事故も収束はおぼつかず不安は深まる一方、国民を交えた論議の場も打ち出せないでいる

▼大震災以降は地震や原発関連本など矢継ぎ早に刊行されるが、保坂隆編著「災害ストレス」(角川新書)はいまだ続く余震、また農水産物の出荷にも風評被害が絶えない中で、被災者の心痛をより軽くする方策を教えてくれる

▼災害後の心の変化には4段階があるという。行動力が増してリーダーシップを取る人が現れる英雄期、連帯感や共同意識を持って復旧に当たっていくハネムーン期、互いの格差が浮き彫りになって気持ちが沈んでいく幻滅期、そして気持ちが安定して将来を考えるようになる再建期

▼だが仮設住宅に移って後は顔なじみとの会話も閉ざされ、出歩くことも減って体力を失っていくお年寄りが増えている。老若問わず独りを感じる大切な再建期に前向きになれないと心的外傷後ストレス障害、いわゆるPTSDやアルコール依存症に陥る可能性が増していく

▼周囲は不安をそのまま受けとめて気長に温かく見守ることが大切だともいうが、被災者個々の実態は家族でさえもつかみきることは難しい。息の長い訪問ボランティアの存在が欠かせないように、心身の介護の手を滞らせてはならない

▼子供たちには輪になって歌を合唱するなど楽しい時間を作ることも大事であり、大人たちも笑いでストレスから解放されることが肝心だ。それら機会をどう作っていくか。復興への槌音[つちおと]は誰も心の安らぎとともにありたい。



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2011.09.25 Sun l メディアリテラシー l top
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