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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004489709.shtml

正平調
2011/09/22
「五日の明け方からは俄(にわか)に沛然(はいぜん)たる豪雨となっていつ止むとも見えぬ気色であった…」。谷崎潤一郎が「細雪」に記した1938(昭和13)年7月の阪神大水害の記憶だ◆一昨日、台風15号の接近に伴う豪雨によって、神戸市垂水区西舞子で土砂崩れが起きた。現場を探していると、近くのバス停で高齢の男性が高校生に話す声が聞こえた。「阪神大水害のときは人や家が土砂にのまれて、住吉の駅のところを流れていった」◆災害に見舞われるたび、人々の胸に刻まれた悲しくつらい記憶が呼び起こされる。20日からの豪雨で、淡路島では住宅の半壊や浸水が相次いだ。7年前の台風23号の被害を思い起こしながら不安な夜を過ごした住民も多かっただろう◆庄内川が氾濫した名古屋では避難対象が100万人を超えた。避難所に駆け込んだ男性が、2000年9月の東海豪雨のことをテレビで口にしていた。あのとき神戸から被災地に入り、水没した街並みに言葉を失ったのを思い出す◆和歌山、奈良では台風12号の豪雨の被災地に無情の雨が降り続く。十津川村役場から増水した熊野川の濁流を見る職員の写真が届く。疲労の色をにじませながら、悔しそうに川を見つめていた◆台風15号の進路図を見る。先に東日本大震災の被災地があった。大槌町では仮設住宅に避難指示が出た。どうか新しい災害の記憶が刻まれることのないように。祈る思いで進路図をにらんだ。

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2011.09.22 Thu l メディアリテラシー l top
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