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 これは住所でいえば、いったい何丁目何番地なのだろう。先日、新聞に掲載された野田佳彦首相の所信表明演説全文の中から、「地域主権」の4文字を紙面の隅っこに見つけたとき、そう思った。大きな地図を虫眼鏡でたどった気分である
▼「経済成長と財政健全化の両立」の項の末尾に、「また、地域主権改革を引き続き推進します」とあった。増税や、国際経済連携の必要性をうたい上げた後、取って付けたように、わずか20字だ
▼地域主権を内閣の「1丁目1番地」と位置づけた鳩山由紀夫首相は、所信表明で400字を割いた。閣議決定を経た2010年1月の施政方針演説では、項目を独立させ、600字を当てた。もちろん量だけで評価するわけにはいかないが、20字に比べれば意気込みの違いは明らかだ
▼だが、税財源や権限の地方移譲は遅々として進まない。「引き続き推進」という、気持ちの込もらない言い回しは、「今後もクネクネと迷い道が続く」という意味としか受け取れない
▼震災からの復旧・復興や、原発事故の収束に国家の力が問われている。それにこと寄せて、地方のことは取りあえず脇に置こうということか。「まあ、1行もないのもあれですから、このあたりに」という会話が聞こえそうだ
▼でも、それは違う。地域の自立と自律こそ、これからの社会づくりの根っこに据えなければならないものだろう。復興とは、生き生きとした地域を取り戻すことなのだ。野田政権は、「政策地図」に地域主権への針路を示す標識をしっかり立て直す必要がある。
新潟日報2011年9月16日
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2011.09.16 Fri l メディアリテラシー l top
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