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 テケテン、テケテンと、東京・両国に大相撲の触れ太鼓が響き、国技館では8カ月ぶりの本場所が開幕した。八百長問題で離れたファンをどれくらい呼び戻せるか。土俵上の真剣度に厳しい視線が注がれる
▼勝負俵で囲まれた円の直径は4メートル55センチ、広さは10畳ほどである。そこで体重百数十キロの巨漢がぶつかり合い、激しく動き回る。軍配を握る行司は闘牛士のように一瞬も気を抜けない
▼33代木村庄之助さんが、現役時代の「冷や汗体験」を紹介している。朝青龍に大きく振られた琴欧洲の足が予想外に伸びてきた。幸い、かすっただけで済んだが、「まともにあたっていたら吹っとんでいた」(文春新書「力士の世界」)
▼行司が巻き添えを恐れ、勝負俵の外側の「蛇の目の砂」を踏んだら失格だ。判定に差し障る。差し違えはさらに怖い。最高位の立行司なら進退伺いである。そんな緊張の日々を支えるのは、重い軍配を任された自負心だろう
▼木村家に伝わる軍配の表に「知進知退 随時出処」と書かれている。日ごろの覚悟があればこそ、何事かに直面した時に潔く身を処すことができる。続く閣僚の辞任劇を見ていて思うのは、覚悟以前の、緊張感すら感じられない言動の軽さである
▼土俵に上がる前に土が付く大臣は論外だが、攻撃材料にしようと手ぐすね引く野党の感覚にもあきれる。相も変わらぬ空疎な応酬を聞かされたのでは、八百長相撲以上に白ける。政治が国民の信頼を取り戻すには、中身のある論戦をする以外に方法がないことに早く気付いてもらいたい。
新潟日報2011年9月13日
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2011.09.13 Tue l メディアリテラシー l top
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