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http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0004456970.shtml

正平調
2011/09/11
「ごめんね」と謝ってしまいそうになる。故郷にとどまった友人や知人に対して。悪いことをしたわけではないのに、その言葉が浮かぶという◆伊丹市内の親類宅を借りて住む女性(37)は半年前、福島県郡山市の自宅を出た。3歳と8カ月の幼い子ども2人を連れて、車で南を目指した。仕事のある夫は福島に戻り、今は母子3人で暮らす。先日の本紙「くらし」面でその思いを紹介した◆自宅は福島第1原発から60キロほど離れている。計画的避難区域や緊急時避難準備区域に指定されてはいない。それでも放射線が怖くて古里を後にした。同じような自主避難者は福島県だけで5万5千人に上る◆原発事故の直後、欧米各国は自国民に退避を促した。女性の背中を押したのも、海外からの「逃げて」というメールだった。国内では「過剰反応」と批判されたが、実は核燃料が溶けて危機一髪の状況だったことが明らかになった◆「今は戻っても安全」と専門家が言う。だが子どもは大人より格段に影響を受けやすい。低線量でも長期被ばくを心配する研究者もいる。「後悔はしたくない。避難して正解だった」。自分にそう言い聞かせる◆半年で古里の友人とは距離を感じるようになった。「自分だけ逃げた」との負い目があるからと話す。長い道になるかもしれない。私たちにできるのは、一人一人を地域の人の輪で支え続けることだろう。もとのまちに戻れる日まで。

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