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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110911_01.htm

河北春秋 福島に住む古い知人が見舞いに訪ねてきてくれた。地震と津波被害のため既に解体し、更地にした旧居跡を眺め「大変だったねえ」と慰めてもらった▼「今、大変なのはそちらでしょう」と言うと、堰(せき)を切ったように話し出した。一番の不安はやはり放射能汚染。暇を見つけては、自宅や周辺の除染を自分たちで行っているという

 ▼大震災から今日で半年。頑張る気力など失(う)せた中から立ち上がり、やっとの思いで復興へと歩み出した6カ月だ。だが、大震災の深い傷跡はまだ各地で生々しい。原発被害の福島は明日の見えない泥沼の苦しみだ▼被災各県の会社廃業は1200件を超えた。再起した被災企業も苦戦している。失業者の職探しは厳しい状況のままだ。修理待ちの住宅は多数。放射能不安で観光客には敬遠され、福島では野菜や果物は地元産が売れない

 ▼福島を訪れた野田佳彦首相は「福島の再生なくして日本の再生なし」と語った。前内閣の対応に、政府には頼れぬとの思いを誰もが強くしたが、国に頑張ってもらわなければならぬことは無数にある。野田さんには知力の限りを尽くしてもらいたい▼知人の切なる願いは、遠くの県に住む幼い孫と福島で一緒に遊ぶことだという。以前の美しい東北を取り戻すまで、被災地の時計は止まったままだろう。

2011年09月11日日曜日
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