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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m09/fudo110911.htm

風 土 計

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2011.9.11

 米中枢同時テロの後、ドイツの社会学者ウルリッヒ・ベック氏はロシアでの国会講演で指摘した。「全面空爆という従来の手段を取るならば、何人ものビンラディンを新たに生み出すだけだ」

▼摩天楼に航空機が突き刺さった「9・11」から10年。米国の「テロの脅威との戦い」は強引な戦争をも引き起こし、悲しみと憎しみを世界に増幅させた。そして、何人ものテロリストが生まれている

▼講演では米議会にまつわる話も紹介している。議会は科学委員会に「放射性廃棄物最終処分場の危険性について、1万年後にも説明できる言語か記号を開発せよ」と要請。言語学者の結論は「最長でも2千年だろう」で一致したという

▼ベック氏は現代を「世界リスク社会」と規定する。グローバル性ゆえに誰もがさらされている危険だ。テロは国境を超え、兵器ともなる核の技術は広がっている。「制御可能」という前提とは裏腹に惨事は起きる

▼日本でもリスクが顕在化した。自然の猛威、津波のことではない。文明への過信がもたらした「フクシマ」が、世界に警鐘を鳴らしている。それは、廃棄物の「1万年後」問題にもつながっている

▼半年の節目を迎えた「3・11」。その日付は「9・11」とともに刻印されるだろう。新たな世界の構築のために地球市民の自覚を持ち、語り合うために。

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