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 大震災から半年がたつ。とはいえ、被災者の苦悩に節目などあろうはずもない。一方で、支援者が「やるべきことが少なくなった」と感じたり、これまでボランティアに参加できなかった人たちが「乗り遅れた。今さらやることはないかもしれない」と思ったりしていると聞く
▼頂いた本の帯の文章が目に留まった。「何もできなくてつらい人と、何かをしていてもつらい人のために」。精神科医で一橋大大学院教授の宮地尚子さん著「震災トラウマと復興ストレス」(岩波ブックレット)である
▼被災者、支援者、どちらでもない第三者のそれぞれが陥りがちな心の問題を解決する方法を説く。例えば、支援者はつい、誰が最も被災者の気持ちを分かっているか、どれほど悲惨な状況を聞き出したか、そういうことを無意識に競争してしまう。「共感競争」だという
▼「何もできない」ストレスもある。メディアが伝える悲劇に涙を流すが、次の瞬間に忘れてしまう。そんな自分が冷酷に思え、嫌気が差す-。しかし、どれも人間が持つ弱さと強さ、善良さと冷淡さに由来する感情だと宮地さんは指摘する。それを理解し、自然体になろうと呼び掛ける
▼時間の経過とともに、被災地で求められる支援の内容が多様になってきた。やるべきことは減っていない。直後には参加できなかった人の助けが求められる場面もあろう
▼長い道を走り始めたばかりの“復興バス”である。路線でいえば、「半年」は最初のバス停ぐらいだ。支援者の席には定員も乗り遅れもない。さあ乗車だ。
新潟日報2011年9月10日
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2011.09.10 Sat l メディアリテラシー l top
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