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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m09/fudo110906.htm

風 土 計

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2011.9.6

 「退屈な女よりもっと哀れなのはかなしい女です」と始まるのは、フォーク歌手故高田渡さんの曲「鎮静剤」。フランスの画家マリー・ローランサンの原詩を堀口大学が訳した

▼高田さんといえば、10年前の9月、八幡平市で開催された岩手山麓フォークジャンボリーを思い出す。小室等さん、上條恒彦さんらも出演。県内外から中高年ファンが集い、さながらフォーク世代の同窓会のようだった

▼公演前日の最終リハーサルでは高田さんが姿を消す「事件」があった。実は近くの松川で、早朝から釣りをしていたらしい。もちろん、缶ビールを傍らに置いて。今では懐かしいエピソードの一つだ

▼高田さんは6年前に亡くなるまで、何回か来県している。「生活の柄」「ごあいさつ」「コーヒーブルース」など中身の濃い、時には風刺の効いた歌詞を淡々と歌うスタイルに、本県ファンも多いと思う

▼あまりにも多くの命を失った、あの大震災から半年がたとうとしている。あらためて深い喪失感に直面している人も多いのだろう。季節は秋に移りつつあるが「決して忘れない」と強く誓いたい

▼冒頭の曲は「死んだ女よりもっと哀れなのは忘れられた女です」と結ばれる。今、生きている人たちが忘れなければ、大切な人、貴重な思い出はずっと生き続けるのだと、歌は教えている。

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2011.09.06 Tue l メディアリテラシー l top
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