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9月5日(月)(9/ 5 07:35)

 いまどきの表現なら「ひく」か「すべる」か。かつては「しらけ」と言った。団塊世代の下。「政治の季節」の熱が冷めた時代に青春を過ごした1950年代後半生まれは「しらけ世代」と呼ばれ、無気力・無感動・無関心の「三無主義」と揶揄[やゆ]された

▼この世代は「目立つことは嫌うが、ひそかに自分の実力には自信を持っている」そうだ。言わば縁の下の力持ちタイプ。特技は「団塊世代の後片付け」だとか

▼57年生まれの野田佳彦首相は、まさにしらけ世代。言われてみれば、46年生まれ、団塊世代の菅直人前首相が時折見せた妙にはしゃいだようなパフォーマンスとは無縁だ。「年齢の割に老成している」と評されるのもうなずける

▼だが、「野田丸」の船出に最もしらけていたのは被災地の人たちだろう。東日本大震災の復旧・復興と東京電力福島第1原発事故の収束を「最優先課題」と言うのであれば、何よりもまず復興担当相と原発事故担当相の人事を優先すべきでなかったか。「内向き」の党役員人事・組閣劇には、被災地以外の国民も鼻白む思いをさせられた

▼それでも両ポストとも再任したのは、伝えられる手堅さの片鱗[へんりん]を見せたと言えよう。「決して器用ではない」とは松下政経塾同期の鈴木康友浜松市長の評。でも、バランス感覚は働くようだ

▼きのうの朝刊に載った全国世論調査の内閣支持率は62・8%。国民は3度目の仏の顔を見せた。だが、数字の裏の「今度こそ」という祈りにも似た悲鳴が聴き取れないようでは、政権の先行きは危うい。しらけ世代の宰相には言うまでもなかろうが、ここは舞い上がることなく冷静に、前内閣が積み残した課題の後片付けから進めてほしい。

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2011.09.05 Mon l メディアリテラシー l top
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