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8月30日(火)(8/30 07:28)

 東日本大震災以来、祈りと希望が暮らしのキーワードになりつつある。夏山でさえ「祈りの山」を特集するいくつかの書籍があった。富士山をはじめ東北の恐山、近畿の高野山や大峰山系など、祈りの届く霊峰とされてきた山は数多い▼その最高峰富士山が登録を目指す世界文化遺産とはどんなものか。同じく大自然を背景にした先例の文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一角「吉野・大峰」を訪ねた。参詣の起点は奈良県吉野郡天川村洞[どろ]川の龍泉寺である

▼滝行で身を清め、白装束をまとい、大先達を先頭に大峰山系の山上ケ岳(1719メートル)の頂にある大峰山寺を目指す。女人結界門をくぐれば1300年余女人禁制を敷く山岳修行の聖域が広がる深山だ

▼7世紀末の修験道の開祖役行者[えんのぎょうじゃ]が修行し、高野山開山の前に空海も修行を重ねた神仏習合の発祥地。険しい修験の道には崖をよじ登り「西ののぞき」と名付けられた断崖に身をさらす命懸けの行が待つ。「懺悔[さんげ]懺悔六根清浄」。奥駈[がけ]道に山伏の声が響く。峰々には今も役行者の気迫がみなぎるようだ

▼大峰山寺本堂に東日本大震災の復興を祈る浄財箱が設けられていた。本堂奥には役行者の異形の秘仏があった。法力ゆえに伊豆に流された役行者は、流罪の間に富士山に登って修行を重ねついに空飛ぶ術を身に付けた、という静岡県ゆかりの伝説もある

▼大震災の被災地復興も遅々とし原発事故の収束も見通しが立たずはや半年が迫る。政治家こそ懺悔し命懸けで尽力する時なのに、火事場で消防隊長を決めるかのような政権与党の代表選には世間に嘆きの声しきりだった。内憂外患の緊急事態が続く。祈りと希望はしかと受け止めてほしい。



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2011.08.30 Tue l メディアリテラシー l top
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