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http://www.niigata-nippo.co.jp/nipposho/728.html

 庶民には縁遠い話ではあるが、金の価格が高騰している。ここにきてやや下がる日もあったが、引き出しに眠る指輪やネックレスを高値のうちに売ろうという人たちが増えた。東京の専門店では、6時間待ちの行列ができたという
▼東京工業取引所の金先物価格は1年前、1グラム3300~3400円だった。投資家がリスクの高い株を売って安全な金を買うようになったことを背景に、23日には上場以来初めて4700円台を記録した
▼新潟駅の構内に佐渡金銀山の金鉱石が展示されている。上越新幹線の開業記念に寄贈された。18金の指輪にすると55個分の金が含有されているというが、総重量は2トンもある。万が一、不届き者がいても、おいそれとは持ち去れまい
▼県などの資料によると、世界遺産候補として暫定リストに記載された佐渡金銀山は、江戸時代から1989年の採掘休止までに78トンの金、2330トンの銀を産出した
▼世界でこれまで採掘された金の総量約17万トンに比べ、「ほんのわずか」という印象だが、1グラム4700円で掛け算すると、3666億円にもなる。地下深くで何百年間にも及んだ作業の労苦を思わせる金額だ
▼一方、国と地方の債務残高は900兆円近い。ネット上で公開されている「借金時計」をのぞいてみた。この1年間に増えるであろう国の借金を時間で割り算したものだが、秒刻みで何万円も加算されていく。先人の財産を駆け足で食いつぶしているようで居心地が悪い。返済のために引き出しの奥を探す日々が来ないことを祈るばかりだ。
新潟日報2011年8月29日
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2011.08.29 Mon l メディアリテラシー l top
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