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8月27日(土)(8/27 07:30)

 このところ、不安定な天候が続いているが、きのう辺り、ふと空を見上げれば、うろこ雲だろうか、青空をバックに小さな白い塊が切れ切れに浮かんでいた。季節は正直だ。気仙沼港(宮城県)では先日、震災後初めてサンマの水揚げがあり、魚市場は久しぶりに活気づいた

▼胃袋を刺激する季節の到来である。トップバッターは何と言っても脂がのったサンマだろう。火に焼かれ、ジュージューと音を立てるうちに香ばしいにおいがしてくる。しょうゆに大根おろしとスダチでも加えれば言うことなしである。はらわたのほろ苦さまで実に味わい深い

▼サンマはずっと昔、七輪で焼くのが普通だった。においは路地から路地へと流れていったことだろう。においをかいだのが、落語でおなじみ「目黒のさんま」の、さる殿様だ

▼目黒付近を早駆け中、いいにおいがした百姓家で食べた熱々のサンマは特別美味で、屋敷に帰っても忘れられなかった。ある日再びサンマを注文したところ、出たのは上品にと脂を抜いて加工した代物。取り寄せた場所を「日本橋魚河岸」と聞いた殿様は「それはいかん。サンマは目黒に限る」

▼落語にちなんだ「目黒のさんま祭り」は今年も9月4日、目黒駅前商店街で開かれるそうだ。ホームページによれば、大震災で被災した岩手県宮古市が例年通り6000匹の新鮮サンマを送る。東北のサンマ基地の心意気だろう

▼サンマなど脂が豊富な魚を多く食べる男性は糖尿病リスクが低いとのうれしい研究結果も発表された。でも密閉性の高い今の住宅では、煙やにおいを敬遠する傾向もあるという。文句なく旨い脂ののったサンマが食卓から遠のくようではもったいない。



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2011.08.27 Sat l メディアリテラシー l top
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