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正平調
2011/08/26
岩手県の陸前高田市で、津波に見舞われた大地に黄色いハンカチがはためく。映画「幸福の黄色いハンカチ」の山田洋次監督が被災したファンの男性に贈ったものだ◆そういえば阪神・淡路大震災の被災地でも、黄色いハンカチが風に舞うのを見た。神戸の仮設住宅で孤独死を防ごうと、入居者が互いの無事を知らせ合うため、毎日掲げた◆もう一つ、阪神・淡路で思い出す光景がある。震災後、上映再開の第1作に「幸福の黄色いハンカチ」を選んだ映画館があった。まだがれきが多かった市街地を通って映画館に着くと、壁いっぱいに掲げた黄色い布が迎えてくれた。胸が詰まる光景だった◆山田監督の映画で、黄色いハンカチは幸せを運んでくれるものとして人々の心にしっかり刻まれた。どれだけ多くの人が映画に背中を押され、黄色いハンカチに励まされて歩んできたことだろう◆山田監督は以前、本紙で作品についてこう語っている。「主演の高倉健さんの人柄にみんながほれてできた作品。演出やストーリーではなく、現場の気持ちの高まりで生まれた」。映画で描かれた人のつながりが、撮影現場でも根を張っていた◆上映再開の映画館で高倉健さんのメッセージが流れた。「人生ですから、いろいろなことに出合われると思いますが、明日への希望と夢を忘れず、精いっぱいきょうを生きてください」。一言一言、丁寧に吹き込まれた言葉が今も耳に残る。

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2011.08.26 Fri l メディアリテラシー l top
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