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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110819_01.htm

河北春秋 宮沢賢治の詩集『春と修羅』に「発電所」と題した作品が収められている。現在の遠野市にあった水力発電所を見学した時の印象がつづられている▼発電所は賢治の作品世界を理解する上で重要なモチーフ。農村に無尽蔵のエネルギーを導入しようとした。潮汐(ちょうせき)や銀河を利用する空想のプランもある。理想郷イーハトーブを支える施設と考えたのだろう

 ▼「脱原発宣言」をした菅直人首相も自然エネルギー導入をうたうが、現代日本の全発電量に占める割合は2割程度でしかない。水力はその半分を占めるにすぎないが、日本の河川は流れが速く発電に適している▼賢治が見入った落水管や、カタツムリのような形の蝸牛(かぎゅう)水車を持つ施設が仙台市の広瀬川河畔にある。1888年に日本で初めて水力発電を始めた三居沢発電所。ダムはないが、自然の落差で水車を回す

 ▼123年たった今もばりばりの現役だ。3年前には日本機械学会の「機械遺産」に選定された。マグニチュード9・0の揺れにも耐え、毎時100世帯分を発電している▼最新技術を採用した「マイクロ水力発電」は小川でも十分に威力を発揮するという。効率性と出力では電光石火の核分裂反応に劣る。だが、蝸牛の歩みではあっても、水力は「水の国」が目指すべき理想郷の一端を照らし出す。

2011年08月19日金曜日
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