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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m08/fudo110818.htm

風 土 計

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2011.8.18

 映画「ゴジラ」は、1954年のビキニ環礁核実験で被ばくした第五福竜丸事件をきっかけに製作され、「核の落とし子」「人間が産み落とした恐怖の象徴」として描かれた

▼当時、961万人もの観客を動員した。当初はゲテモノ映画と酷評されたが、作家三島由紀夫は「原爆の恐怖がよく出ており、着想も素晴らしく、面白い映画だ」などと絶賛した

▼原爆は原子力を核兵器として使った。原子力を平和利用したのが原発。しかし、安全といわれながら東京電力福島第1原発は東日本大震災で事故を起こし、農畜産物の汚染など放射能の恐怖を国民に与え続けている。ゴジラが原発に姿を変えたようだ

▼映画がヒットしたころ、政界は造船疑獄で混乱。吉田茂内閣や政治への不信感が高まっていた。そんな時代背景からスクリーンのゴジラが火を噴きながら国会議事堂を破壊するシーンでは観客が立ちあがって拍手したと雑誌に載っている

▼核開発に警鐘を鳴らした映画から50余年。しかし、大震災からの復興や原発事故で苦しむ国民をよそに権力争いに明け暮れる今の政界。時代は変わっても政治不信は相変わらずだ

▼映画の中で考古学者の山根恭平博士は「ゴジラの同類が、また世界のどこかに現れるかもしれない」とつぶやく。国民の安全を守るのは政治に科せられた最大の役目だ。

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