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http://www.iwate-np.co.jp/fudokei/2011fudokei/m08/fudo110817.htm

風 土 計

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2011.8.17

 お盆休みを利用して、山形市の立石寺を参詣した。松尾芭蕉が「閑(しずか)さや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声」と詠んだ、山寺の通称で知られる古刹(こさつ)だ

▼平泉の中尊寺や毛越寺とは、同じく比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁の開山と伝えられる縁がある。山上の「奥之院」まで続く石段は千百数十段という。「登り切れば煩悩が消滅する」という案内板に励まされ、痛む膝にむち打った

▼ペットブームを反映してか、犬の数が多い。最初は飼い主に引かれるように、最後の方は逆に飼い主を引きずるように石段を駆け上がる。二十数年前、出張の帰途に訪れたことがある。大量の雪があった。今回とは随分印象が違う

▼途中、若者たちが汗を拭き拭き「これじゃあ、煩悩も吹っ飛ぶよ」などと言葉を交わしている。宗教とは程遠く、煩悩でささくれ立った貧しい精神にも、無心に歩を進めてたどり着いた奥之院はありがたい。確かに「吹っ飛ぶ」

▼二十数年前、山内で最古の建物という納経堂を写真に収めた記憶がある。その屋根から、雪が滑り落ちる音を覚えている。あれからいろいろあったが、今回の震災はレベルが違う。そんな思いが脳裏を過ぎる

▼行方不明だった友人が死亡認定を受けた。割り切れない思いのまま初盆を送った人がいる。逝く魂、送る魂それぞれに手を合わせずにはいられない。

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