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 新潟空港から中国ハルビンまで2時間半弱だ。旧満州への玄関口でもある。以前、ここを経て方正(ほうまさ)県を訪ねたとき、その時間距離の近さに驚いた
▼本県を含む全国各地から集まった旧満州開拓団員のうち、約4500人の遺骨が眠る「方正地区日本人公墓」の取材だった。今月、本県ともゆかりのあるこの場所で残念なことが起きた
▼公墓近くに先月末建てられた開拓団員慰霊碑が壊され、赤いペンキがかけられた。反日団体が犯行声明を出した。碑には、死亡した団員のうち身元が分かった約250人の氏名が刻まれていた。方正県が中国外務省の承認を得て建てたものだが、事件後撤去された
▼公墓は無事だ。1963年に中国側の尽力で建てられた墓の存在は日本ではあまり知られていない。文化大革命の時代には破壊の危機もあったが、方正の人々が守った。佐渡市出身の故石井貫一氏らが中心になり、貧しい方正を支えようと、農業分野などで援助した。支援は形を変え今も続く
▼今回の事件は、根強い反日感情が親日の地で噴出したといえる。中国には「開拓団も侵略者の一部」とする声もあるが、方正県が慰霊碑について「国に関係なく、亡くなった日本人にも名前はある。過去の歴史を反省し平和を願う思いを込めた」と語っている言葉が救いだ
▼領土問題などで、お互いに抱く印象が悪化しているというが、国家とは多様な人々の集合体である。あす15日は終戦記念日。国と国もさることながら、名を持つ人と人の関係が大事だ。その意味をかみしめる日としたい。
新潟日報2011年8月14日
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2011.08.14 Sun l メディアリテラシー l top
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