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 日本航空123便が群馬県の御巣鷹山に墜落してからきょう12日で26年になる。あの夏の夕暮れから刻まれた歳月を数えることはできても、亡くなった520人の遺族が今も抱える悲しみの深さを推し量ることは難しい
▼当時、日航社内の事故調査担当だった藤田日出男さんは現場でミッキーマウスの人形を見つける。土に汚れもせず、きれいなままだった。ジャンボ機が山に激突する直前まで、子供の腕にしっかりと抱かれていたのだろう。藤田さんのルポ「隠された証言」(新潮文庫)には胸が詰まる
▼高崎署の刑事官、飯塚訓(さとし)さんは犠牲者の身元確認に当たった。その回想録「墜落遺体」(講談社)を読み返した。歯形や指紋、血液型に加えて、指輪、ピアス、ネックレスなどあらゆる遺品を故人の特定に役立てたという
▼津波に襲われた福島県いわき市の海岸を訪れた時、住宅の残骸の中にウミガメの剥製を見つけた。首を伸ばし、天空を見上げる目が何かを言いたげだ。「持ち主のところに戻して」。あるいは「生まれ育ったふるさとの海に帰りたい」か
▼災害や事故現場に残されたさまざまな物は、無言のうちに多くを語り掛けてくる。亡き人の思い出の品として癒やしになることもあれば、薄れかけた悲しみを呼び戻すときもあろう
▼大震災から5カ月が過ぎ、いまだに4700人余が行方不明だ。せめて形見だけでもと探し歩く方もおられよう。似合っていた洋服のボタン、愛用の携帯電話、アルバム-。何か一つでも見つかりますように。慰霊、鎮魂の日々が続く。
新潟日報2011年8月12日
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2011.08.12 Fri l メディアリテラシー l top
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