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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110812_01.htm

河北春秋 何年か前にNHKテレビで放映された『イナサ風と向き合う集落の四季』という番組が忘れられない。仙台市若林区深沼地区で、人々の暮らしを1年間追ったドキュメンタリーだ▼印象深いのがお盆の行事。記憶がやや曖昧だが、新盆の家では大きな竹に独特の飾りを付けて庭に立てる。集落全体では貞山堀に無数の灯籠を流すのだった。橋の上から撮影した場面がこの上なく美しかった

 ▼この近辺では、お盆用品づくりを夏の生業にする農家が何軒もある。乾燥したマコモの葉を編んだ盆ござ、幾種類もの夏野菜をハスの葉で包んだ盆包み。女性ならではの丁寧な仕事だ▼出荷先は地元のほか、主には三陸など海辺の地域が多い。海と生きていれば水難事故は避け難い、お盆には先祖の霊を迎えて家族の無事と健康を祈る―。そんな思いが人一倍強い所である

 ▼海沿いの深沼地区は津波で壊滅した。盆用品をつくる家々もやはり津波でかなりの被害を受けている。それでも何軒かで協力し、例年より少ないながら盆ござや包みを出荷した。あすは盆の入り▼先週の河北川柳欄に<涙ふき仮設に入って盆支度>。陸前高田市の方の作品だ。きょう、盆棚を飾って万感の思いで亡き人を待ちわびる家族は多いだろう。あれから5カ月、震災で亡くなった犠牲者の新盆である。

2011年08月12日金曜日
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