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 三条市下田地区を訪ねた折に、食堂に寄った。メニューに「冷やし汁」とある。味噌(みそ)をすってだし汁でのばし、野菜と氷を入れる素朴な夏の家庭料理だが、食堂なのにセルフサービスで作るというのが面白い
▼カウンターに塩もみキュウリ、刻んだモロヘイヤ、シソなどが並ぶ。すべて地元産である。先月の水害で一時休んだものの復活した人気の一品だ。あれこれ選び器に入れて出来上がり。汁の冷たさと塩加減、それぞれの具材の食感が心地よい。近々また味わいに行きたい
▼ヒンヤリも捨てがたいが、疲れたときは汗をかいても熱い味噌汁が欲しくなる。県内各地に名の通った味噌蔵がある。好みはいろいろあろうが、甘めが好きな向きにお薦めなのが上越の味噌である
▼県味噌工業協同組合連合会が、昨年から県産味噌の出来を競う品評会を開いている。これまで2回とも上越市の醸造場が最高賞を受賞した。その一つを食べてみた。まろやかさと立ち上る香りが独特だ
▼甘味の理由は中下越に比べ米麹(こうじ)の割合が高いためとか。味噌汁にすると麹の粒が優しげに、ふわりと浮き上がる。麹をほぼ手作業で丁寧に作ることなどが高い評価につながっていると聞いた
▼もっとも、一番口に合うのは生まれ育った土地の味噌かもしれない。東北にも北国の滋味を醸し出す味噌蔵がある。慣れ親しんだ風味を震災で失った所もあるに違いない。ぜいたくな料理は要らない。みんなで囲む食卓にご飯と味噌汁、ナスの漬物がある。そんな光景が、この夏は、ひときわ掛け替えなく思える。
新潟日報2011年8月10日
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2011.08.10 Wed l メディアリテラシー l top
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