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http://www.at-s.com/news/detail/100051617.html

8月9日(火)(8/ 9 08:25)

 「ファットマン」とは66年前のきょう、長崎に落とされた原爆のコードネームである。「太った奴」とでも言うのか、広島に落とされた魚雷のような「リトルボーイ」とは形状が異なり、ずんぐりむっくりしたフットボールのような外観をしていた

▼同じ原爆でも広島型は砲身のような形のウラン原爆、長崎型は球状のプルトニウム原爆。核爆発を引き起こす方式の違いから外形も大きく異なっていた。広島原爆は実地テストもなく投下されたが、より高精度な長崎型は実験が必要だった

▼そのため、外観も重さもファットマンそっくりの模擬原爆が造られた。コードネームは「パンプキン」。カボチャのような丸い外観から名付けたのだろう。通常爆弾による模擬試験で実際の原爆投下に有効なデータの収集を図ったのだ

▼本番2週間前の7月26日、模擬爆弾を積んだB29は太平洋のテニアン島から富山に向かったが、天候悪化のために投下に失敗。帰路に島田、焼津、浜松などに相次いで投下し、死傷者を出した

▼広島に続く2発目の原爆の目標は旧小倉市だったが、目視の投下に失敗して目標を長崎に変えた。偶然の雲の切れ間から落とした原爆は午前11時2分、キノコ雲を噴き上げた。一瞬にして1万8千戸が全焼全半壊し、14万人余りが死傷、およそ2千人が行方不明になった

▼偶然が重なり静岡県は長崎の原爆被災に深くかかわっている。9年のちにビキニ事件で核被災と反核運動にかかわる本県は、「核と人間」を深く考察すべき場なのだろう。命名は歴史の中で異なる意味を暗示することがある。パンプキンは「ばかなうぬぼれ男」、ファットは「余分なもの」。いずれも悲しい命名だった。



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2011.08.09 Tue l メディアリテラシー l top
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