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正平調
2011/08/08
大型の重機が山の斜面を切り開いている。川底の巨石や流木を動かす音が、谷間に響く。宍粟市一宮町の福知渓谷。「関西の風景百選」にも選ばれた景勝地は、2年前の兵庫県西・北部豪雨の爪痕がまだ色濃く残っている◆渓谷美にほれ込んだ作家の田辺聖子さんは、別荘を持つ。「清い流れが岩をかんでしぶきを散らし両側の緑が濃く、風もまっ青に感じられる、眺望絶佳の場所である」。小説「すべってころんで」の一文が、田辺さん自身の筆で碑となり、災害前の姿を伝える◆観光客が激減した渓谷を復興させようと、約150世帯の小集落が力を合わせる。美しい山を取り戻すため、自治会はモミジなどの苗を植えた。50代が中心の「村づくり実行委員会」は流失した川床を再建しバーベキューが楽しめるようにした◆実行委が誕生したのは1988年。「ふれあい市場」を開設して野菜や手作りおもちゃなどを売る。「文殊の水」の水くみ場を整備するなど、地区の活性化に取り組んできた◆災害後は、新たに地区の山林でキノコ栽培を始めた。石垣の残る山城跡まで遊歩道を整備し、散策ができるようにする計画も温める◆「次は何して遊ぼうか」と9代目委員長の冨田久司さん(54)は笑う。楽しみながらでないと長続きしないからだ。知恵と労力を出し合い、ふるさとの景観を守り続けていく。次の世代にわが町の財産を引き継ぎたいという思いがあふれる。

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