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http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20110805_01.htm

河北春秋 「仮親」という仕組みが昔、日本にはあった。主に江戸時代のことだ。1人の子供に対し、生みの親以外に、何人もの大人が義理の親子関係を結んだ▼妊婦に岩田帯を贈る帯親、出産時にへその緒を切る取り上げ親、赤ちゃんを抱き上げる抱き親、赤ん坊が戸外で最初に出会う大人は行き会い親、成人式にふんどしを贈る褌親(へこおや)、婚礼の仲人は仲人親だ

 ▼その場限りの親子関係ではなく、生涯にわたって親しい関係が続いたという。乳幼児の死亡率が高かった時代だ。子供の成長を地域の人々で温かく見守る子育てのネットワーク。それが仮親という制度だった▼2年前、政権交代の原動力を担った民主党の看板政策、子ども手当が廃止される。この政策の理念は「社会全体での子育て支援」だった。だが、一律に一定金額を交付する方法が理念にぴったりと合うものだったか

 ▼東日本大震災で両親とも亡くした子は宮城県だけで百数十人、親のどちらかを亡くした子はその数倍に上る。震災遺児と呼ばれる子たちへのこまやかな支援策が、今の政権からは聞けない▼ばらまきの批判が強かった子ども手当だ。多少とも浮いた財源は保育所などの整備だけでなく、震災遺児ら被災地の子供たちの支援に重点的に充てるべきだろう。国や社会が仮親になって何の問題もない。

2011年08月05日金曜日
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2011.08.05 Fri l メディアリテラシー l top
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