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【編集日記】(8月3日付)

 「卓」は県北地方を中心に住む現代詩の愛好家が発行する詩誌だ。1971(昭和46)年の創刊で、県内でも由緒ある詩集の一つといえる▼元福島市職員で編集代表の太田隆夫さんによると、「卓を囲んで論議し合い、卓越した作品を生み出そう」との思いから名付けられたという。年間4~1冊を発行。詩画展や朗読会も開催してきた▼昨年9月に記念の通巻60号に到達したが、内池和子さんもここに「ものみな すべては 語っている」という詩を載せた。内池さんは79歳。卓とのかかわりは約30年に及ぶ。福島子どもの本をひろめる会責任者でもある▼詩は「太古 地上のものは すべて語っていた」で始まる。太古、人も語りの中に加わっていたが、いつしかその能力を失った。しかし今でも木々や草は互いの言葉で語り合い、天災にも備えているとつづる▼「山奥でちらっとしか見たこともねえ珍し蝶 渦巻くほど飛んでた あの次ぐの次ぐの年あたりだ 新潟の大地震あったてばよ…わがらホレたくさん子孫準備しとけよってな よっぽど前に地面が語ってくっちゃんだな」▼三島町で実際に聞いた話を基にしたという。そして詩の終わりに内池さんは問う。科学がきわまれば人は再び木の声や生き物たちと語り合え、人の言葉を思いの全てで分かり合えるのかと。問い掛けは重くのしかかる。
 
  福島民友新聞
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2011.08.03 Wed l メディアリテラシー l top
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