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http://www.at-s.com/news/detail/100048417.html

7月28日(木)(7/28 07:18)

 「パンさえあれば、たいていの悲しみはたえられる」(セルバンテス・ドンキホーテ)。干ばつや内戦の影響で、飢饉(ききん)に見舞われている東アフリカのソマリアには、そのパンもなく、食料を求める避難民が急増しているという

▼飢えであばら骨が浮き、やせ細ったおなかには縦じまが見える。テレビに映る子どもたちには動く気力さえ残っていないように見える。フリーカメラマンがしばしばものにする、逆境にあっても笑顔を絶やさない人懐っこい子どもたちの表情はどこにも見当たらない

▼国連によれば、この数カ月間に栄養失調絡みで数万人が死亡、さらに数万人が犠牲になる恐れがある。思い出すのは、難民キャンプがある隣国ケニアのノーベル平和賞受賞者ワンガリ・マータイさんの言葉。「先進国には“不必要な豊かさ”が多すぎる。その豊かさが発展途上国の貧しさの原因です」

▼家電や車はまだ十分使えるのに、型が古くなったからといって買い替え、耕作放棄地はどんどん増やしておきながら穀物を大量に輸入する。グルメブームは相変わらずで健康、下っ腹対策の商魂が消費者の心をくすぐる。マータイさんの言う“不必要な豊かさ”がどこかで重なりはしないか。重い指摘だ

▼長期にわたって内戦状態が続くソマリアでは全域の干ばつに加え、イスラム過激派組織が外国援助団体の活動を拒否していたこともあって、食料危機が進行したようだ。マータイさんは「良い統治なしにアフリカの発展はあり得ない」とも言う

▼東日本大震災では世界の人々から物的、精神的に絶大な支援を受け、多くの日本人が感銘を受けた。良い統治の実現へ、今度は日本の緊急支援の出番と心得たい。

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2011.07.28 Thu l メディアリテラシー l top
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