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http://yamagata-np.jp/danwa/index.php?par1=20110728.inc

▼▽今夏、蝉(せみ)の鳴き声をあまり聞かないねと数人から指摘された。確かに振り返ると、少ないように感じる。全国的な傾向らしい。梅雨が明ければ一斉に蝉の声…。地球温暖化の影響という指摘はあるが、蝉の声を聞かないとやはり寂しい。

▼▽夏の主役・蝉の生態は意外に知られていない。最もなじみが深いアブラゼミの場合、卵の期間が約300日、幼虫の時期は地中で5年。ようやく6年経(た)って成虫になり地上に出て、雄は元気に鳴き、雌は産卵して終える。まさしくひと夏に懸けた一生だ。ほかの蝉もほぼ同じ生態だという。

▼▽2年前、福島県が北限とされる日本最大のクマゼミの鳴き声を県内で聞いたという情報が多数あった。関東以西だった生息域を拡大中だから不思議ではなく、温暖化説の一つにされている。山形市の霞城公園では全般的に減る中、多数派だったアブラゼミがミンミンゼミに押されつつある。

▼▽県立博物館の話では、モズやヒヨドリなどに襲われる蝉もいる。減って目立つため餌食になりやすいらしい。芭蕉と蝉といえば「閑(しず)かさや…」を連想するが、「やがて死ぬけしきは見えず蝉の声」という句も残る。命のはかなさを蝉の一生に託す例は数多い。元気な蝉の鳴き声を聞きたい。

(2011/07/28付)
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2011.07.28 Thu l メディアリテラシー l top
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