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7月23日(土)(7/23 07:06)



 三島市出身の児童文学者小出正吾の作品に、明治期の子どもたちの明るく生き生きとした日々を描いた「ジンタの音」がある。厳しく、そして温かく見守る親の存在も印象深い。35年前、小出の寄付を元に三島市立図書館の移動図書館車「ジンタ号」が誕生した

▼これまで17年間にわたって巡回し、今年2月現役を引退した3代目ジンタ号が宮城県気仙沼市で“助っ人”として、子どもたちや母親などに本を届けることになった。自動車文庫「おおぞら号」が津波の被害で使えなくなったため、代替車が届くまで年内いっぱいの期間限定で現役復帰する

▼気仙沼市の自動車文庫は40年前に始まり、今では幼稚園や地域の公園など毎月100カ所を回り、貸し出し数は月4千冊に上るそうだ。ジンタ号がその役目を担う。多くの子どもたちが未曽有の津波被害に心身ともに傷ついている。本は心の栄養だ。ジンタ号が仮設住宅などを巡回し、子どもたちが少しでも笑顔を取り戻してくれることを願う

▼大震災から4カ月余りが過ぎ、この先の暮らしや仕事のことを思いめぐらす被災者も増えてこよう。本がヒントになることもあろう。落ち着いて本を手にすることは、日常の暮らしへの一歩だ

▼気仙沼市の図書館によれば、車検などの手続きも済み、8月から巡回を始めたいという。3代目は貸し出し総数約42万冊と三島市民に愛されただけに気仙沼でも大歓迎されることだろう

▼三島ではジンタ号の生みの親、小出の作品を気仙沼の子どもたちに贈る動きもある。大きな輪となって広がってほしい。気仙沼市への派遣後は、南アフリカ共和国に送られるという。「心の栄養」を届けに、ジンタ号は現役続行だ。
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2011.07.23 Sat l メディアリテラシー l top
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